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資格

ドローンレースに出たいから4級アマチュア無線免許を取った

投稿日:2016年7月15日 更新日:

追記:その後、なんやかんやあって2017年に第二級陸上特殊無線技士も取りました(笑

ドローンを使ったレースというと「目視」で機体位置を確認しながら決められたコースを競うものもありますが、ほとんどの場合いわゆるFPV(First Person View)といわれる操縦者が機体(第一者)視点で操縦する「一人称視点を用いた遠隔操縦」ものがメインになります。

まぁ詳しくはwikipediaのページ「一人称視点 (遠隔操縦)」を参考にしていただくとして…

FPVでドローンを飛ばして(操縦して)レースに出るとなると、どうしても避けて通れないのが4級アマチュア無線免許資格です。

ドローン本体に搭載したカメラで映像を撮影しつつそれをビデオトランスミッター(VTX)で5.8Ghz帯の電波を利用して送信し、操縦者が装着するゴーグルもしくはモニターで受信してその映像(動画)をみつつドローンを操縦するという仕組みである以上、日本国内においてはこの無線免許は絶対必要なのです。

…と、偉そうに申してみましたが、そもそもこのサイトにわざわざ訪問してくださり、なおかつ「4級アマチュア無線免許をとった」などというページを読んで頂いている時点で、ドローンレースに興味があって、その上でFPVレースには4級アマ無線免許が必要なんてことはご承知の方ばかりだと思いますので「FPVと4級アマチュア無線資格の関係」については割愛させて頂きますが、そんなこんなで私も4級アマチュア無線免許を先日取得いたしました。(この一言伝えるのにどれだけ遠回りするんだ俺)

思い返せば、小学生の頃ふとした思いつきで4級アマチュア無線の資格を取ろうと思いっ立ったことがありました。
親に頼んで参考書を買ってもらい、しばらく勉強した記憶がありますがたしか抵抗値の計算とか電流と電圧計算あたりで躓いてそのまま勉強するのを放棄したような気がします。

まさか、それから20数年の後に「ドローンを飛ばしてレースがしたい」などという理由をもとに再び4級アマチュア無線の資格を取ろうとするなんて思いもしませんでした。

思い立ってから4級アマ無線資格試験当日まで

で、「FPVでドローンレースやるために4級アマ無線免許取らなきゃ!」と思い立ったのが2015年の春ごろ。

そこからいろいろあって(主にやる気の問題で)伸び伸びとなり、今年2016年の春ぐらいからu199(本体重量200g以下)機体を自作しようと思い海外通販でパーツ類を買い集めだしたあたりからようやく、「機体完成しても資格取らなきゃFPVで飛ばせない」という現実と向き合いだしました。(遅い。)

当初から2日間の講座を受けて試験なしで資格取得という方法ではなく、筆記試験を受けて資格を取るつもりだったので予想問題集は購入していました。

しかし、思い立って問題集を購入してから実際に勉強をはじめるまで1年という時間があいてしまったので、2016年なのに手元には綺麗な状態の2015年版カンマルというダメっぷり。
とはいえ、この資格試験は完全に過去問がそのままの形で出題されるということを知っていたので「まぁ1年ぐらい古い問題集でも大丈夫だろ」とタカを括って勉強を開始しました。

試験範囲は法規と無線工学の2分野からそれぞれ12問ずつの合計24問の出題。
各分野12問中8問正確がボーダーということで「4問ずつ間違えられる!余裕よゆー!」と舐めて勉強をはじめましたが…無線工学の暗記がツラくて辛くて…。

法規分野については別段難しいこともなくサクサクと暗記できたのですが、無線工学分野の計算やら送信機受信機の構造についての問題が全然頭に定着せず苦労しました。

「あかん…間に合わん…」からの翌月持ち越し

本来、5月に実施された当日試験と呼ばれる、毎月第3日曜日に東京の晴海にある日本無線協会本部で実施されている「第3級、第4級アマチュア無線技士の当日受付試験」を受ける形を考えていました。

ですが、試験前日の午前中(土曜)に始めた勉強が、この無線工学の暗記が進まず試験当日深夜(日曜の午前3時ぐらい)に「これは…落ちるな」という予感が止まらなくなり、熟考に熟考を重ね様々な角度から検討した結果「6月試験で本気だす」という結論にいたりそのまま就寝。

満を持して臨んだ6月の当日試験も色々あって無線工学の勉強を本格的に始めたのが試験日の2日前という、前回の試験勉強からなにも学んでないダメっぷり

とは言え、前回よりは24時間ほど時間が余分にあるので(!?)無線工学を中心に論理や仕組みなどは一切無視で丸暗記を実施。

途中、この過去問題集の「回答の答え合わせがしづらくてたまらない問題」が私の中で発生し「よし…今回はここまで!7月が本番だ!!」ってなりそうになりつつも、たまたま見つけたスマホ閲覧に最適化されていたアマチュア無線過去問サイトに出会い、さっさと過去問参考書を閉じてそのWEBサイトを試験開始ギリギリまで繰り返しすことで暗記をしました。

結果、自己採点では24問中23問正解。実際に合格発表でも無事合格となり、先日無事「無線従事者免許証」が送られてきました。

これからドローンレースがしたくて無線免許を取得しようと思っている方へ

私のように「当日試験」でアマチュア無線4級を取得しようとする方へのアドバイスですが…(役に立つかわかりませんが…)

「初級アマチュア無線予想問題集: 完全丸暗記」を買って繰り返し解け!

この過去問題集は毎年最新版が秋頃に発売されていますが、時期によっては前年度版しか売ってない場合もあります。
そんな場合でも特に気にすることなくその時点で刊行されている最新版の問題集を購入しましょう。

あとはただひたすらに「問題読む。回答する。答え合わせする」を繰り返すだけです。

特にコツとかありません。実際の試験の出題傾向がほぼ9割以上過去問から、問題文、回答内容そのままでの出題なので過去問の丸暗記でいきましょう。

無線工学は「スマホサイト」で繰り返し!がおすすめ

私個人の意見でしかないのですが、法務分野は特に難しいこともなく乗り切れました。

ところが、無線工学になると「電気」や「無線設備」に関する基礎知識もなにも持ってなかったので、そもそも問題文を読んでも内容が頭に入ってこず、ただ暗記するにしても非常に苦労しました。
そんな中で出会ったのが先にも書いたスマホでアマチュア無線4級の過去問を勉強できるサイトでした。


第4級アマチュア無線技士 過去問題集

私はこのサイトを試験当日の試験開始ギリギリまで繰り返しやりつづけました。

延々と繰り返しやっていると、問題を読んだ瞬間に「たぶんこれが正解」というのがわかるようになります。

アマチュア無線4級試験対策として過去問丸暗記をやる場合の注意点

ちなみに…過去問を暗記するにあたって、正解の回答番号で暗記するのはやめましょう

いくら実際の試験でも過去問そのままの問題内容と回答選択肢が出されるといっても選択肢の番号は過去問とは入れ替えられています。法務分野、無線工学分野関係なく、書籍の過去問題集でやるにしてもスマホサイトで暗記するにしても、この点はしっかり頭に入れたうえで勉強してください。

おすすめ参考サイト

4級アマチュア無線免許を取ろう|fpv.tokyo
FPVドローンレースまでのステップ①アマチュア無線4級の取得方法 | beinto drone

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執筆者:byuun.com

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